放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスとは、小学生や中学生などが放課後や休日に、施設で過ごすことができるサービスです。主に、障がいのある子どもや、社会的に孤立している子ども、両親が共働きで家にいない時間が長い子どもなどを支援するために提供されています。
放課後等デイサービスでは、遊びや学習などのプログラムが用意されていることが一般的で、子どもたちが楽しく過ごしながら、社交性や自立心を育てることができます。また、必要に応じて、個別支援やアセスメント(評価)の実施、支援計画の策定なども行われます。
放課後等デイサービスは、地域の福祉サービスとして提供されているため、利用条件や料金などは地域によって異なります。自治体によっては、利用者の負担軽減のための補助制度が設けられている場合もあります。
いつ出来たの?
放課後等デイサービスは、1997年に制度化されました。当初は、就学前児童(幼稚園児や保育園児など)を対象にした「放課後児童クラブ」という名称でスタートし、その後、小学生や中学生も対象とした「放課後等デイサービス」に改称されました。現在では、全国各地で多くの施設が運営され、子どもたちや家族の支援に役立っています。
どれくらい利用できるの?
放課後等デイサービスの月間利用日数は、自治体によって異なります。一般的には、月に1回から5日程度の利用を想定していることが多いようです。ただし、利用者の状況や家庭の事情に応じて、利用日数の調整が可能な場合もあります。利用者や家族が直接施設に問い合わせるか、所属する自治体の担当部署に問い合わせることで、利用に関する詳しい情報を得ることができます。
料金は?
放課後等デイサービスの料金は、自治体によって異なります。一般的には、利用時間や利用頻度に応じて、利用料金が設定されています。また、利用者の所得や家庭の事情に応じて減免制度が設けられている場合もあります。
例えば、東京都の場合、2021年度の放課後等デイサービスの利用料金は、1時間当たり150円から200円程度となっています。ただし、所得が低い世帯や多子世帯、障がいを持つ子どもの家庭などには、減免制度があり、利用料金が軽減されることがあります。
放課後等デイサービスを利用する場合は、利用料金の詳細について、直接施設に問い合わせるか、所属する自治体の担当部署に問い合わせることが必要です。